はじめまして！Dr.PANDAです（チャンネルについて）

はじめまして　Dr.PANDAことなかのともきです。 糖尿病専門医をしていますが、この番組を始めようと思ったきっかけは、これまでの診療経験の中の苦い経験です。 糖尿病治療の中で関わることのある領域というのはとても広く、多様なため、多くの人たちは糖尿病を治療するときに知っておかないと危険なことをご存知でなかったり、 糖尿病や主治医とどう付き合ったら良いかわからなくなってしまうことが少なくありません。 たとえば、糖尿病治療は血糖や血圧、脂質、タバコのコントロールに始まり、さらに腎臓や目をはじめとする様々な合併症や併存症の管理だったり、非常に多岐にわたります。 最近では感染症や認知症なども有名になってきていますね。 しかし、糖尿病の治療を、単純に血糖値を下げるだけと勘違いしていたり、必要な予防策がとられていなかったりします。 また、糖尿病の薬も多様で、例えば、体調が悪くて食事が取れない時どうするかとか、副作用で低血糖を起こしてしまったときどうするかなど、知らないと命にまで関わることもあります。 一方で、そういった治療に必要な情報はというと、これを食べればよくなりますなど、簡単に糖尿病をよくする方法など、いささか現実的ではない情報ばかり出回っていたります。 しかも、そういう情報がたくさんあって、こうした膨大な情報の中で、混乱したり迷ったりしてしまっていることが少なくありません。 これらは我々、専門医をはじめとする医療側からきちんとした情報が提供されていないことが原因でもあります。 また、糖尿病の治療には主治医との関係や家族や友人との関係、社会情勢なども関連することさえあります。いろんな環境に影響を受けながら糖尿病の治療を続けていく。 これらはある意味、糖尿病治療に必要な情報の中では本丸といってもいい話なのですが、診察室ではそういう話にはならないのではないでしょうか。 少なくとも、私の経験の中では、糖尿治療の心理や社会的な面を上手に取り扱っていかないと、治療はうまくいかないということが知られています。 しかし、外来では食べるな、痩せろみたいな根性論がまかり通っています。 糖尿病を持ちながら、自分らしい暮らしを続けていくためには、こうしたさまざまな調整を行うことが必要です。 今回３つのテーマを考えています。 １）糖尿病教室　よくある糖尿病教室は、医学部の授業のような内容が多いです。 確かに、糖尿病の病態や治療などについて勉強すること自体は決して悪いことではありませんが、それを知ったとしても、患者さんが糖尿病という病気について詳しくなっても、必ずしも上手に治療できるわけではありません。 糖尿病を治療するのに、何を知らないと糖尿病治療が円滑に行えないか？　主治医との付き合い方や医者が考えていることなど このコーナーでは糖尿病を治療する上で必要な実践的な情報をお届けいたします。 ２）糖尿病に関連した心理や社会的問題　例えば初めて診断を受けた時の心理や、家庭、学校や職場での人間関係のストレスを始めとする様々な生活上の問題との付き合い方などをご紹介したいと思います。 ３）糖尿病治療に役立つグッズやガジェットなどを紹介　古くは糖尿病手帳やお薬手帳の使い方、最近ではICTを使ったアプリやディバイスの紹介などを考えています。 また、これらの３つのテーマを通じて視聴者のみなさんから頂いたご質問にもお答えしたいと思いますので、どしどしコメントや質問をお寄せください。 それでは　Dr.PANDAの糖尿病ビューティフルライフをお楽しみに！

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